【SQLite】データベースファイルの作成と基本操作

DB 【SQLite】データベースファイルの作成と基本操作

概要

SQLite3のデータベースファイルを作成し、テーブル操作を行ったのでその方法についてまとめた。

 

前提

前提として、SQLite3の環境構築をしていること。

あわせて読みたい

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【SQLite】環境構築:ダウンロードから環境変数の設定まで

 

 

SQLite3の特徴

SQLite3は以下の特徴があるデータベースである。

・ファイルベースのデータベースエンジンのこと
・ファイルだけあれば動作する
・複数人が同時接続するとパフォーマンスが落ちる(データベースを丸ごとロックするため)
・インストール不要ですぐに使用可能
・複雑な操作には向かない(発行できるSQLに制限がある)

 

 

SQLiteの使い方

メモリ上にデータベースを作成する方法

コマンドプロンプトを起動し、任意のパスで以下のコマンドを実行する。

コマンドプロンプト


sqlite3

 

コマンドの実行結果

【SQLiteDB作成】メモリ上にDBを作成する方法

transient in-memory database」とは、メモリ上にデータベースを作成するという意味。

そのため、この状態でテーブル等を作成しても終了するとデータベースは消えてしまう
一時的にデータベースの操作を行いたい場合は、このモードで使用する。

上記のモードから抜けるには、「.exit」を入力して実行する。

 

ファイルにデータベースを作成する方法

DBの新規作成

以下のコマンドを実行するとtestというDBが作成される。

コマンドプロンプト


sqlite3 test.db

このコマンドを実行するとDBは作成されるが、DBファイルまでは作成されない。
作成したDB内にテーブルを追加することで、DBファイルが作成される。

 

テーブルの作成

任意のテーブルを作成する。
今回はUserテーブルを作成した。

コマンドプロンプト


CREATE TABLE User (
 id INTEGER PRIMARY KEY,
 name TEXT,
 kana TEXT,
 memo TEXT 
);

 

コマンドプロンプトにて実行する。

【SQLiteDB作成】Userテーブル作成
▲コマンドプロンプト上で任意のテーブルを作成する

データベースファイルの作成完了

テーブルを作成することで、「XXX.db」というファイルがコマンドプロンプト実行フォルダパス配下に作成される。
今回はtest.dbとしたので、そのファイルが作成された。

 

【SQLiteDB作成】DBファイルが作成された

 

コマンドライン上からDB操作

テーブル一覧を表示したいとき

以下のコマンドを実行する。

コマンドプロンプト


.table

 

コマンドの実行結果。

【SQLiteDB作成】.tableコマンド実行
▲作成したUserテーブルが表示された(そのほかテーブルを作成している場合、作成したテーブル一覧が表示される)

 

SQLiteを終了したいとき

以下のコマンドを実行する。

コマンドプロンプト


.exit

 

コマンドの実行結果。

【SQLiteDB作成】.exitを実行したとき
▲SQLを使用できる状態が解除される

 

作成したDBに再度アクセスしたいとき

以下のコマンドを実行する。

コマンドプロンプト


sqlite3 既存のDB名パス

 

コマンドの実行結果。

【SQLiteDB作成】既存のDBにアクセスする
▲再度test.dbに接続

 

作成したテーブルのスキーマを確認したいとき

以下のコマンドを実行する。

コマンドプロンプト


.schema テーブル名

 

コマンドの実行結果。

【SQLiteDB作成】スキーマ確認コマンド
▲Userテーブルのスキーマを確認

 

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