【VSCode】UbuntuにGitをインストールしてGitHubへのコミット方法

概要

UbuntuにGitを導入して、リポジトリをクローン~コミットプッシュまで行ったのでその方法についてまとめた。

 

前提

GitHubアカウントを作成していること。

GitHub

GitHubはソフトウェア開発のプラットフォームです。GitHubには8000万件以上ものプロジェクトがホスティングされ…

 

UbuntuにGitをインストール

以下のコマンドを実行し、UbuntuにGitをインストールする。
※管理人は既にインストール済みなので、インストール済みのメッセージが表示される

ターミナル


sudo apt install -y git

 

UbuntuにGitインストールコマンド

 

以下のコマンドでダウンロード確認ができる。
ターミナル


git --version

 

UbuntuにGitをインストール

 

 

Gitの設定

以下のコマンドを実行し、ユーザー名とメールアドレスを設定する。

ターミナル


git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email あなたのメールアドレス

 

設定できたら、以下のコマンドを実行して設定結果を確認する。

ターミナル


git config --list

 

UbuntuにてGitHubに接続する初期設定

 

GitHubの認証情報等を設定

GitHubの認証情報をUbuntuで設定するには、一般的にはHTTPSとSSHの2つの方法がある。
今回はSSH接続の方法について実施した。

Ubuntu側の設定

以下のコマンドを実行して、パスフレーズなどを設定する。

ターミナル


ssh-keygen -t ed25519 -C "あなたのメールアドレス"

 

以下のコマンドを実行して、表示される公開キーをコピーする。

ターミナル


cat ~/.ssh/id_ed25519.pub

 

UbuntuにてGitHubへ接続公開キーの取得
▲公開キーがターミナルに表示される

 

GitHubに公開キーを登録

GitHubの自身のアカウントを開き、以下を設定する。

GitHubアカウントの「Settings」→「SSH and GPG keys」→「New SSH key」へ移動し、公開キーを「Key」フィールドに貼り付けて「Add SSH key」を押下する。

 

SSHでの接続テスト

以下のコマンドを実行して、SSH接続のテストを行う。

ターミナル


ssh -T git@github.com

 

初回接続の場合、多少メッセージは異なるが以下のようにsuccessfully云々という文言が表示されていればOK。

UbuntuからGitHubへSSH接続完了

 

改行コードの設定

WindowsとLinuxでは改行コードが異なる。
これを解決するためにGitでは改行コードを自動変換する仕組みがあり、デフォルトではこの自動変換が有効になっている。

この設定が有効になっているとトラブルのもとになる可能性があるとのことなので、以下のコマンドで無効にする。

ターミナル


git config --global core.autocrlf false

 

リポジトリ作成

クローン対象のリポジトリをGitHubにて作成する。
※具体的な作成方法等は割愛

GitHubのリポジトリ作成例

 

Ubuntu内のクローン先フォルダを作成しておく。

Ubuntuのクローン先フォルダ作成

 

Ubuntu内でGitクローン

前提

VSCodeのリモート接続でUbuntuに接続できること。

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Visual Studio Codeからクローン

以下の流れでリポジトリをクローンする。
※「リポジトリのクローン」ボタンが表示されない場合、リモート接続を解除して再接続すると表示される

UbuntuのGitクローンボタン
▲「リポジトリのクローン」を押下

 

GitHubから複製する方法
▲「Gitから複製」を選択

 

Ubuntuでリポジトリを指定
▲作成したリポジトリが表示されるので選択

 

Ubuntuでクローン先フォルダの指定
▲クローン先のフォルダを指定

 

Ubuntuでクローン成功
▲クローン成功

 

クローン確認
▲クローンできていることがわかる

 

コミットプッシュ

クローンしたフォルダ内でファイル等を作成すると、以下のようにコミット対象が表示される。

VSCodeのコミット対象ファイル群

 

以下のように任意のコメントを入力して「コミット」ボタンを押下する。

VSCodeのコミットボタン

 

確認ダイアログが表示されるので「はい」を選択。

コミット確認ダイアログ

 

以下の「変更の同期」を押下することでプッシュできる。

変更の同期ボタン

 

確認ダイアログが表示されるので「OK」を選択。

コミットプッシュ確認ダイアログ

 

これによりプッシュまで完了する。
作成したリポジトリを確認すると、コミットプッシュに成功していることがわかる。

Ubuntuからコミットプッシュ成功

 

 

その他

コミットとプッシュを上記の手順で問題なくできていたが、何回かプッシュエラーが起こるケースがあった。
時間を空けると解決したというケースがあったが、対応できたのでその方法についても紹介する。

エラー内容

fatal: unable to access ‘https://github.com/XXXXXXX’: Could not resolve host: github.com; Unknown error

上記のようなエラーが起きた。

 

対応

DNSの設定(Googleのネームサーバーの利用)

ターミナル


sudo vi /etc/resolv.conf

 

vim


nameserver 8.8.8.8

管理者権限でresolv.confを開き、namesesrverを「8.8.8.8」(Googleネームサーバー)に修正した。

いろいろ調査した結果、どうやらUbuntuは名前解決できないケースがあるらしい。
DNSの設定でGoogleネームサーバーに変更してなぜ解決するのかまでに至っていないが、ひとまず上記を設定することでGitへのプッシュは成功した。

 

 

 

 

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